強い!J1町田ゼルビアの部屋(J1初昇格で快進撃!!町田ゼルビアはなぜ強いのか!?)
2024年からJ1初挑戦をしている町田ゼルビアは、2023年J2で初優勝を果たし勢いそのままJ1で戦い15節終了時点で10勝3敗2分と堂々の首位に立っている。
開幕前J1は”そんなに甘くない”との声もどこ吹く風、町田ゼルビアの実力は本物だとの見方が聞こえてくる。
そこで、町田ゼルビアはなんでこんなに強いのだろう?快進撃の要因は?気になったので調べてみた。
やはり”強い”には理由があった!!OBの太田宏介氏、キャプテン昌子選手のインタビューより抜粋してみた。
太田宏介氏(OB)
全選手、監督、運営会社が一つになっている
「選手数は他のクラブより断然多い中で、試合に出られない選手、メンバーに入れない選手がすごく多いけど、昨年僕も1年やって前半戦はほとんど試合に絡めなかったけど、そんな中でも不思議と出ていない選手もチームのために全力で練習して、悔しさがある中でもチームを応援して、勝った時に喜び合える。
本当に良い集団だった。これだけ現場が一つになって、会社を含めてみんなが同じ思いで戦っていると、そりゃあ結果出るよなというのが今年も継続されている」
オーナーの熱量とエゴを出さず謙虚で向上心を持った選手たち
「黒田(監督)さんが注目されているけど、黒田さんをチョイスした会社、サイバー(エージェント)の藤田社長を含めてグループとして一つになっている。オーナーの熱量が現場にかなり刺激になっていて偶然ではない。
あとは、選手たちが本当に頑張る、戦う。誰もエゴを出さないし謙虚だし向上心がある」とチームの特長を熱弁した。
新加入ながらキャプテンを任された昌子源選手
先輩選手へも遠慮なく意見が言える、オフになればリスペクトしてくれる関係性
「監督からはキャンプのときに、『よくも悪くも、全員がおまえを見ている。特に若くて、おまえと同じポジションの選手は、意識して見ている。おまえや経験のある選手は、相手のボールの持ち方や顔の上げ方を見て(ボールが)”ここにくる””ここにはこない”というのがわかると思うけど、そこでフッと息をつかず、サボらずに厳しくプレーしてほしい』と言われました。
みんな、よく意見を言うし、(監督や先輩から言われたことに対しては)素直に聞きますね。僕に対しても、『源さん、こうしてほしいです』と要求してきます。代表歴のない選手がほとんどですが、僕や(谷)晃生に対して、何も言えないようではダメだと思うんです。代表選手とかに遠慮してしまうようなチームには未来はないです。
でも、ウチのチームに限っては、それはない。もちろん、オフになればリスペクトしてくれて、W杯やアジアカップに行ったときの話を聞いてくる選手もいる。鹿島ほど個性派ぞろいではないですし、ふだんはおとなしいチームです。でも、試合になれば別。みんな、堂々とプレーしています」
高校サッカーの強豪校、青森山田高校の元監督・名将黒田剛氏と高強度のプレッシングを支える名コーチングスタッフ
町田ゼルビアはチームとしての狙いや優先順位、選手個々に課せられた役割が明確になっているという。
それを緻密かつ徹底させることができるコーチングスタッフが揃っていて、キャンプのトレーニングを終えた頃には非常に練度の高いチームに仕上がっている。そのおかげで、ここまでの戦いはやるべきことを高い基準で遂行し、確実に掴み取ったものであり、どの試合も内容はスコア以上に相手を圧倒している。
また、高校サッカーの強豪青森山田高校の監督を務めていた黒田剛監督の加入が大きな要因だとも。黒田監督は、町田セルビアの強さの秘密だと考えられています。