誰もが使いやすいランドセルを
今回発表のランドセルは、「手先が不器用だったり、力が弱かったりして、ランドセルを持ちたくても使えない子どもがいる」という話をトラッソスの吉澤昌好コーチから聞いたことがきっかけ。つまむ動作が苦手な子どもも簡単に操作できる軽量ランドセルを目指し、ふわりぃランドセル(株式会社協和)と2年におよぶ試作を続けました。
まず、ランドセルの下部にあるカブセを固定する錠前にマグネット式バックルを採用。合わせて、ランドセル内ポケットのファスナーの引き手も大きくし、指を引っかけて開閉ができるように。そして、両側面のフックに、ふわりぃが独自開発した発着脱簡単ナスカンを採用。取り付けはもちろん、取り外しが簡単にできるようにしました。
付属品を除いた本体の重量は約960g。体格の小さな子どもも安心できる、丈夫で軽いランドセルに。株式会社協和の営業・大島惇志さんは、「一般的に1100g程度で軽い、といわれているランドセル。今回のコラボモデルは、ふわりぃランドセルの中でも最軽量クラスになりました」とお墨付き。
また、発達障がいの中でもADHD(注意欠如・多動症)の子どもは、整理整頓が苦手で、忘れ物が多いという傾向や課題があるため、忘れ物防止に繋げるバッグインバッグを共同開発。収納スペースごとに入れる荷物をイラストカードで表示。さらに、バッグインバッグの背面には、取り外し式のタブレットケースを搭載。11.6インチまでのノートパソコンやタブレットを衝撃から守ります。
やさしいランドセル
ヒュンメルは、“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)をミッションに、人権、ジェンダー、平和などの取り組みを実施。トラッソスとは、スクールのサポートやインクルーシブサッカーイベントを通して、多様性を広げる取り組みを推進しています。
今回、開発にあたって、トラッソスのスクール生の保護者には何度もヒアリングを行い、改良を重ねました。来年度から小学生の息子がいる北見さんは、完成品を手に、「うちの子は、普通のランドセルだと開閉がうまくできなくって。軽さの面からもランドセルリュックを検討していたのですが、『みんながランドセルを背負っているのに、なんで僕はリュックなのかな』って思うだろうな」と使いやすい軽量タイプのランドセルを歓迎しました。
トラッソスの吉澤さんは、「学校に行く前も学校に行ってからも、荷物の出し入れが簡単にできて、時間をかけないできると、『早くしなさい』という声もかからずに済みますよね。子どもたちにとっては、すごく心的な部分でもやさしいと思うんですよね」と笑顔に。誰もが使いやすい、やさしさのつまったランドセルが完成しました。
商品情報
やさしいランドセル
価格:74,800円(税込)
カラー:ブラック、ビビッドピンク
サイズ(内寸)幅23.5×マチ13.0×高30.5cm、A4フラットサイズ対応
主素材:人工皮革(クラリーノ🄬エフ)
重量:約960g(付属品を除く)
生産国:日本
保証:6年間無料修理保証あり
9月24日までヒュンメル公式オンラインストアで予約を受け付け、3月上旬に商品をお届け予定。
■ふわりぃについて
株式会社協和は、1947年に鞄の製造をスタート。70年以上にわたって、職人たちの手作りによるランドセルを手掛けてきました。6年間毎日使うランドセルが、子どもたちにとってより軽く、安全で、安心して気持ちよく背負えること、そして、学校生活も元気に過ごして欲しいという想いのもと研究開発を行い、これまで累計1,340万人もの子どもたちが愛用。2007年には、ランドセルブランド「ふわりぃ」を立ち上げ、2019年度、2022年度には、マザーズセレクション大賞を受賞。先輩ママからの支持率No.1に応える、”こども想い”のモノづくりを実現しています。
【OFFICIAL WEBSITE】http://www.kyowa-bag.co.jp/kyowa_fuwarii.html
■トラッソスについて
認定特定非営利活動法人トラッソスは、サッカーを通して知的障がい児・者/発達障がい児・者と健常児・者が、お互いを認め合い、尊重し合えるコミュニティづくりを行っているサッカースクール。障がい者と健常者が共に成長できる社会を目指しています。
【OFFICIAL SITE】https://tracos.jp/
転載元:株式会社エスエスケイ