死ぬということは、生きることなんです「TSURUMIこどもホスピス」愛の部屋

2016年の春、大阪鶴見区にオープンしたTSURUMIこどもホスピス。LTC(がん、難病、先天性・慢性疾患、
重度障害等が含まれる)の子どもたちの”生に寄り添い”活動を続ける。その立ち上げから運営者の思いを
収録したインタビュー。たくさんの人に知ってもらいたいので記事を転載させて頂きます。

死にゆく場所ではなく生きる場所。TSURUMIこどもホスピスで幸せな生き方を考える

── 日本は、死に関する話はタブー視されがちで、腫れ物扱いされているのではという話は聞いたことがあります。


そのタブーを打ち破りたくて、あえて施設の名前に「ホスピス」という言葉を入れました。
最初「ホスピスと名乗ったら、嫌がって誰も来ないんじゃないか」と懸念もしましたけどね。 

でも死ぬということは、生きることなんですよ。我々は、死ぬまで生きるんだから。
死ぬまでどう生きるかを考えたい。それが「こどもホスピス」の伝えたいことなんです。 

だから極端な話、ホスピスの建物がなくてもいいと思うんです。終末期の子どもたちの幸せを考えたケアができれば、
その場所は病院でもどこでもいい。「こどもホスピス」の前身となる取り組みを「こどもホスピスプロジェクト」と
名付けたのも、そういう理由です。我々はこの思想、というか子どもホスピス主義みたいなものを、どんどん広げて
いきたい。ここは日本で一番、子どもたちのケアや死に向き合っている先駆者ですから。君たちはそういう自覚が
ある?(インタビューより一部抜粋)

(生命を脅かす状態をLife Threatening Conditions/LTCと呼ぶ。LTCには、がん、難病、先天性・慢性疾患、
重度障害等が含まれる。「日本のこどもホスピス」コンセプトペーパーより引用)

転載元:2024年2.16  サストモ様
https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/194.html?cpt_n=mailmaga&cpt_m=em&cpt_s=283&cpt_c=&cpt_k=ang_636841_220954957_20250303

文・取材 立花実咲
Instagram: misakichie19
note: misakichie19

編集友光だんご
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