アパレルブランド『SOLIT!』の部屋  「SOLIT株式会社代表・田中美咲さんのインタビューの部屋」

田中美咲さん。たまたま目にしたこのインタビュー記事で感銘を受けた。大量消費、大量廃棄の
アパレル産業には???とアンチな思想を持っていたので、嬉しくもあり希望も感じ、困難な道を
進んでいく彼女・チームの勇気にも拍手を送りたい。また、彼女の珠玉の言霊に触れてほしいと思います。
更にこのインタビューの編集チームも素晴らしく、文・取材・写真・編集とすべてに”愛”を感じます。

 「多様な人も、地球環境も、誰もどれも取り残さない『オールインクルーシブ』な社会の実現」を目指し、
ファッションブランド「SOLIT!」を運営。
 彼女は2011年の東日本大震災をきっかけに「防災ガール」という一般社団法人を立ち上げ、防災を当たり前に
するべく発信を続けてきました。
「世界のメディアが選ぶ女性起業家」の世界一に選ばれ、国際的なPRアワードでは環境部門 最優秀賞を受賞するなど
注目を集めましたが、7年後に解散を発表。後に、既存の衣服では着ることができない体型や障害を持つ方でも、
部位ごとにサイズや仕様を選択し着用できる、セミオーダーのファッションサービス。
課題当事者や医療・福祉従事者とデザイナーによって必要な機能や形を調査し、
これまで「着ることができなかった服」にまつわる課題解決をしている。

 どんなにお金を積まれても、大手クライアントからのお声掛けがあっても、違和感があればちがう道を行き、
その道を太くし続けること
私は有名な経営者になれなくて全然いいから、ちゃんと「これが正しいのだ」と正義感と倫理感を心に
持ちながら生きていく人でありたいって思う。
それは自分の中の心で決めていることですね。

 私達だけが「こんな会社があった方がいい」と言っても多分続かないけれど、少しずつ資本主義や
株主第一主義の崩れが表れ始めていて、それを感じている人が増えている。
 たくさん売られたくさん捨てられる服を買うのではなく、「この会社が世の中にあると嬉しい」と
投資する感覚で服を買う人が増えてきているので、その流れに乗っている限り何とかなるのでは、と思います。

田中美咲
社会起業家・ソーシャルデザイナー。1988年生まれ。立命館大学卒業後、株式会社サイバーエージェントにて
ソーシャルゲームのプランナーとして従事。東日本大震災をきっかけとして福島県における県外避難者向けの
情報支援事業の責任者を担当。
2013年「防災をアップデートする」をモットーに「一般社団法人防災ガール」を設立、2020年に事業継承済。
2018年2月より社会課題解決に特化したPR会社である株式会社morning after cutting my hair創設。
2020年「オール・インクルーシブ経済圏」を実現すべくSOLIT株式会社を創設。


転載元:サストモ様  SOLIT株式会社の代表・田中美咲さんのインタビューより
https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/187.html?cpt_n=mailmaga&cpt_m=em&cpt_s=255&cpt_c=&cpt_k=ang_609571_220738498_20241209

文・取材 土門蘭
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note: https://note.com/yorusube

写真 金本凜太朗
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編集 乾隼人
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