メディアの制作関連で仕事をしている関係上さけては通れないChatGPT。印刷業界で版下を作成していた時代に、 Macの台頭で作業工程がなくなり、ダイレクトにデータを作成・修正することが容易になった。 また、音楽でも配信やデータでの販売が普通となりCDが衰退する。時代の流れとはいえその変革のスピード、 便利さには驚きを隠せない。
ChatGPTは、メディアの担当者を確実にセグメントしていくと思われるが人間の感性にどんな影響をおよぼすのだろう? 最近の韓国ドラマでは確実に使用されていると感じるくらい複雑なストーリーを創り出していると感じるのは私だけだろうか?
ChatGPTとは?
ChatGPTは、サンフランシスコ州の人工知能に関する研究を行うOpenAI社が開発したAIツールです。マイクロソフトが1兆円を投資し、自社のサービスに技術を搭載したと話題になりました。
また、現在は退任していますが、共同創業者にイーロンマスクの名もあり、世界から大注目されていました。具体的な内容は、チャット形式で稼働しているため、従来の検索エンジンに入力していた質問に会話しながら答えてくれます。「恋物語を書いて」などの変わったお願いでも返事してくれる高性能ぶりです。GoogleがChatGPTの競合となる「Bard」の実装まであとわずかだと公表するほど、ChatGPTはIT業界を揺るがす大きな存在だと見受けられます。
ChatGPTの特徴
主にChatGPTは前述した通り、ユーザーの悩みに対してチャット形式で答えてくれるAIツールです。ですが、これまでの検索とはすこし異なり、ユーザーのお願い事にも対応してくれます。計算などのシンプルなお願いだけでなく、ソースコードの作成や記事・投稿文の作成、メール文の作成、物語の執筆、作詞・作曲の難しいお願いも対応可能。まるで人間が書いたような自然な文章構成で完成するので、教育現場では生徒が課題をChatGPTに頼るのではないかと問題視されています。
これほどまでに制度の高い文章や回答を用意できるのは、仕組みとしてインターネットにあるさまざまな文章を分析して回答を作成するからです。さらに、人間味を加える方法として人間のフィードバックを反映する学習システムを採用しており、ユーザーの反応からも学習させられます。
ChatGPTは日本語も書ける!便利なこと5選を解説
ChatGPTは、大手企業が動き出すほどIT業界を変える技術とされています。そのため、さまざまな技術を搭載しており、便利な機能が豊富です。そこで本記事では、数ある機能の中から5つに厳選した機能をご紹介します。
ChatGPTの便利なこと5選
チャット形式で質問に答えてくれる
Google検索エンジンのような検索ツール同様、ユーザーの質問や悩みに対して回答してくれます。異なる点はチャット形式で答えてくれるので、追加質問も容易に行え、文脈からAIが判断してくれます。日本語でも、会話のように話が進むので、検索よりも知りたい情報がはやく手に入るでしょう。また、友人と話すような相談もできるのが特徴的です。
関数やソースコードの生成・バグの検知
ChatGPTの最大の特徴と言えば、表計算ソフトの関数やプログラミング言語が生成できる点です。エクセルやスプレッドシートに使われている関数を自動で書いてくれる優れものです。ユーザーが解決したい問題を文章で記入すれば、解決できる関数を教えてくれ、前提条件など動作にエラーが発生しないように配慮もしてくれます。コードを貼り付ければバグも検知してくれるので、負担が減り大活躍するでしょう。
翻訳
ChatGPTは翻訳機能も果たしてくれます。さまざまな言語に対応しており、長文でも瞬時に翻訳してくれます。ただし、文章を直訳するため意味はわかりますが、不自然な文章が出てくるでしょう。今後、大量の翻訳データを学習すれば、自然な文章で翻訳することもできると思われます。
物語や記事の執筆
ChatGPTは論理的な仕組みだけでなく、表現力を必要とする文章作成も可能です。例えば「1970年代の学生を主人公にした小説を書いて」のように背景などを絞り込んでも条件に沿った文章を書いてくれます。これはWeb上のテキスト情報を頼りに物語の大枠を作成する仕組みです。複雑なストーリーはまだまだ難しいようですが、今後学習していくと捻ったストーリーが作り出されるかもしれません。
レシピの作成
ChatGPTはレシピの作成もしてくれます。冷蔵庫に残った食材で作れる料理が思い浮かばないときは、ChatGPTに頼りましょう。材料を書き出して「レシピを教えて」と入力すれば、実際にレシピを教えてくれます。必要な材料の分量や工程まで細かく記載されており、おすすめの食事時まで書かれています。
「ChatGPT」のココがスゴイ!
ChatGPTが検索の概念を変える?
世界中から注目を浴びているChatGPTは、これまでの概念を破壊するほど高機能なAIツールです。そのようなChatGPTのスゴイ技術をご紹介します。
日本語で会話できるチャット形式
従来の検索と言えば調べたいキーワードを入れて該当するサイトが表示され、中身を読む必要がありました。ですが、ChatGPTは検索ではなくチャット形式なのでAIに質問すれば、悩みを解決する回答を教えてくれる高性能。そのため、自分で答えを探す必要もなく、瞬時に知りたい情報が手に入ります。さらに、質問を日本語で行えば、回答も自動で日本語になります。「大阪弁で答えて」と指示すると、大阪弁で答えてくれるなど遊び心も搭載。
物語や記事が書ける
表現力が問われる文章作成もChatGPTはお手の物です。物語の背景や主人公に条件を付けても、物語の大枠を作成してくれるので、YouTubeの台本作成などに活用できます。ストーリー自体はありきたりですが、ChatGPTは公開して間もないので、今後学習し複雑なストーリーが作成できるようになるかもしれません。
関数を瞬時に教えてくれる
エクセルやスプレッドシートを使用していて、関数が思い出せないことありませんか。ChatGPTは解決したい問題を入力すると、関数コードを教えてくれます。そのコードをコピーして貼り付けるだけで関数が機能します。さらに、前提条件も記載してくれるのでエラーになる可能性も考慮してくれる親切心。人間と対話しているような感覚に陥ります。