大阪梅田、堂山にあった和食の名店「京風青山」が閉店となった。
奥様との二人三脚、家族で支え合ったアットホームにして本格派の料理とお酒を提供してくれた。また、数々のオリジナル創作料理で多くの有名人の舌を魅了。特にスポーツ関係者が集うお店として人気を博していた。
大將の青山さんは元プロ野球選手で、調理の腕も確かだが採算度外視の気前の良さと、気っ風でその人柄にもファンも多かった。
奥様も小柄でシャキシャキの美人で二人のコンビネーションもお店の売り?として、厨房で繰り広げられる”鍔迫り合い”を楽しませてもらった記憶がある。一級品のお魚を惜しげもなく分厚く切り、熟成させた魚の旨味も独自の創作アイディアで絶品料理に仕上げる!!
名物の肉豆腐は売り切れ必至の人気料理で、和食以外にも中華風の味付けも登場する大皿料理が忘れられない。そんな青山の閉店謝恩の宴に参加させてもらった。常連の学校関係者・スポーツ関係者との宴は、青山での日々を蘇らせてくれた。スポーツ選手のセカンドキャリアは様々な職業にみられるとは思うが何かに打ち込んで来た経験はどんな職業にも活かされると強く感じる。
青山の大將も現役を退かれてから料理の修行に打ち込まれた事だと思うが料理の味を引き立たせ、顧客の舌を納得させられるだけの力量は、人柄が大きく関わってくるのではないかと。
また、行きたくなるお店が少なくなってきている昨今、京風青山のようなお店を作ってくれた青山大將には感謝しかない。また、どこかで「京風青山」のようなお店に出会える事を祈念して!!