設立の経過及び趣旨
故戸部眞紀は生前 ” 近年わが国は少子高齢化が進み、経済の停滞化、アジア諸国の台頭による経済環境の変化が進んでいますが若い有能な人材の育成は、まだ十分なものではないと思います。このような状況に鑑み、大学、大学院で学ぶ、有能な学生、留学生に対し、奨学助成することは有意義であるものと考えます。” と語り、遺言にこの意思を遺しました。これを基に奨学金、教育・研究組織への助成等の事業を行う財団の設立を企画、平成25年12月6日に公益財団法人 戸部眞紀財団を設立いたしました。平成26年4月より、第1期奨学生,教育・研究組織への助成の募集を開始しています。
目的
当法人は、文化芸術・科学教育をはじめとする教育諸活動への支援及び奨学金事業ならびに教育・研究組織への助成等を行い、以って、わが国の文化芸術及び科学技術の振興、更には人材育成に寄与することを目的にしています。
当法人はこの趣旨と目的に則り、戸部眞紀が生前愛読した、アランの “幸福論 ” にある ” 相手 (Partner) を尊重し、礼儀正しく行動し、自分と相手 ( Partner ) の幸福を実現していく” ために努力する希望あふれる有能な学部学生、大学院学生ならびに教育・研究組織の応募を期待しています。
前理事長 戸部 貞信
設立
戸部眞紀財団は、故・戸部眞紀の遺志により、これからの時代を担う学生や研究団体などを支援することを目的として設立されました。遺言にて、大塚ホールディグス株式会社の株式を当財団設立に拠出されました。
目的
当法人は、教育・研究機関の国際交流の促進、異文化間の国際交流の促進に関する助成、基礎教育及び文化芸術・科学教育をはじめとする教育諸活動への助成、支援及び奨学援護等を行い、もって、わが国の文化芸術及び科学技術の振興、さらには人材育成の促進に寄与することを目的とし、この目的を達成するため、次の事業を行う。
- 国内の大学及び大学院の国内学生に対する奨学金の支給
- 外国からわが国の大学及び大学院に留学する学生に対する奨学金の支給
- 奨学金の受給者に対する生活指導及び助言
- 教育研究活動に対する助成
- その他、当法人の目的を達成するために必要な事業
概要
名称 | 公益財団法人戸部眞紀財団 |
主たる事務所 | 大阪市中央区大手通三丁目2番21号 |
法人設立の年月日 | 平成25年12月6日 |
財団の沿革
2013年12月6日 | 故 戸部眞紀の遺言により、一般財団法人戸部眞紀財団として設立 |
2014年 4月1日 | 事業開始(奨学生、及び研究助成金 一期生の募集開始) |
2014年 6月13日 | 新公益法人制度に基づく公益認定を受け、公益財団法人戸部眞紀財団に改称 |
出損者・戸部眞紀プロフィール 及び 財団設立の経緯
戸部眞紀は、1939年9月18日、大塚グループ(現・大塚ホールディングス株式会社)二代目、大塚正士氏の長女として徳島県鳴門市で生まれ、青山学院高等部、早稲田大学(当時の第一商学部)を卒業後、大塚化学株式会社に入社しました。芸術への造詣も深く、自身でも趣味として絵画、作詞、作曲などの創作活動を行い、「とべ たみ」のペンネームで数十点の作品を遺し、2013年10月27日、享年74歳で逝去しました。
生前、「近年わが国は少子高齢化が進み、経済の停滞化、アジア諸国の台頭による経済環境の変化が進んでいますが、若い有能な人材の育成はまだ十分なものではないと思います。このような状況に鑑み、大学、大学院で学ぶ有能な学生、留学生に対し、奨学助成することは有意義であるものと考えます。」と語り、遺言にて大塚ホールディングス株式会社の株式を当財団設立に拠出しました。
転載元:公益法人 戸部眞紀財団