MESSAGE │ ROOM-社長の論説-
揺るぎない覚悟
ずっと探していたスポーツビジネスの解。
ずっとモヤモヤしていたスポーツ界への疑。
それは、安田秀一(株式会社ドーム代表取締役CEO)との出会いで簡単に見つかりました。
人々の欲望を、地域へのロイヤリティを「収益化すること」。
得た収益を未来の子どもたち、指導者の環境改善に再投資すること。
つまり、スポーツを産業化するということでした。
東日本大震災の支援でたどり着いたいわき市。
復興から成長の一助になりたい一心でドームが建設した物流センター(ドームいわきベース)。
いろいろなご縁と出会いで誕生した、「いわきFC」。
いわきFCの役割は、スポーツを通じていわき市を元気にすることです。
いわきFCが“人づくり”、“まちづくり”の好循環を生み出し、市民からも市外からも“選ばれるまち”となるよう貢献したい。モノの時代からコト(体験)の時代に移り変わる世の中において、いわきFCの存在が子どもたちの希望となるように、子どもたちの好奇心を駆り立てる存在となるように、誰もが我が街いわきを誇れるように、強い信念と揺るぎない覚悟で進んでまいります。
ご声援のほど、よろしくお願いします。
株式会社いわきスポーツクラブ
代表取締役 大倉
いわき市を東北一の都市にする
いわきFC運営会社代表、大倉です。
ご覧の通り、我々は始まったばかり、まだ何もありませんが、大きな夢があります。
最初に、いわきFCを立ち上げるに至った経緯をご説明したいと思います。
私は、Jリーグ第1期生としてプロサッカー選手を経験しました。Jリーグでは、まずお客様からよく見える現場レベルからプロ化が始まり、選手がプロとなり、次に指導者がプロとなっていきました。しかし、バックグランドを支えるフロントは、親会社からただ社員が来ているだけという状況から変化がなく、今後日本サッカー界が世界で戦っていくためには、フロントのプロ化が必要だと痛感しました。そんな問題意識から引退後の3年間、スポーツマネージメントを学ぶためにスペイン、バルセロナに留学し、その後の14年間、Jリーグの第一線で仕事をしてきました。しかし今度は、以下のような点から、Jリーグの将来像に頭打ち感を感じることになったのです。
一つは、若手の育成です。アカデミー・人材育成が大事であると、日本のプロフットボールクラブは皆言います。しかしながら、資金不足によりTOPチームへの予算配分を優先し、本来のアカデミーの目的が機能していないのが実情です。
一方、海外をみてみると、例えばオランダの名門アヤックスは、年間売上が137億円もあります。そのようなお金持ちのクラブでも、いい選手の獲得に投資するだけでなく、アカデミー・人材育成に、年間一人当たり400万円もの金額を投資しています。結果、日本のJ1の平均年齢が27歳であるのに対して、アヤックスのトップ選手の平均年齢は22歳となっています。この若さがフレキシブルなサッカーにつながり、見ている人たちに感動を与え、そして、そこにビジネスが生まれているのです。
二つ目は、日本サッカー界はチームが勝利することを第一に置き、目先の勝利が全てとなっていることです。点を取られたくないからゴール前を固め、ボールを奪いにいかない。フォワードにいい選手がいて少ない人数でカウンターを仕掛け、ゴールを狙う。相手チームは自陣でボールを回し時間を使いながら、ゴールの機会をゆっくりと探していく。そのようなサッカーで、選手の躍動する姿、感動が生まれるでしょうか。若い選手がピッチをガンガン走り躍動する。勝ち負けだけではなく、お客様に感動、勇気、希望といった無形のサービスを提供することが、サッカーの本質ではないかと思います。バイエルミュンヘンの関係者にスポーツ興行は「どうやって負けるかが大事だ」と言われたことを思い出します。
そんな時に、株式会社ドームの安田社長と約25年ぶりに再会しました。彼は、グローバルな視点を持っていました。スポーツの本質、スポーツの産業化、スポーツを通じた人材育成など話は多岐にわたり、スポーツを通じて社会を豊かにするという理念を掲げている彼と、目先の勝利ではなく無形のサービスを提供しようとしてきた私の、同級生本音トークは大いに盛り上がりました。
その中で、今でも強烈に覚えている会話があります。それは「Jリーグって、世界と比べてどうなの!?成功してるの!?」という質問でした。その瞬間、自分が日本サッカー界だけで完結している、井の中の蛙であることに気づきました。自分が世界観を変え、自分が成長しないと、日本サッカー界は変わらないと思いました。
一概に全てとは言えませんが、現在の日本サッカー界は、クラブの母体となる親会社が良い選手を獲得することばかりに投資し、勝利という価値観のみを追求しているのが実態です。
そんなサッカー界に、スポーツを通じて社会を豊かにするという理念を掲げて追求しているドーム社が参入することは、大きなイノベーションをもたらすと直感したのを今でも鮮明に覚えています。
いわきFCはこうした話を積み上げながら誕生したのです。
いわきFCは以下の3つを成し遂げたいと考えています。
【いわき市を東北一の都市にする】
サッカーというスポーツが持つ経済的な価値を最大限引き出すことで、いわき市を東北一の都市にします。
そのために、いわきFCが復興のシンボルとなるだけでなく、いわきFCのホームとなる本格的なサッカー専用スタジアムを建設して多くの熱狂的なファンを呼び込みます。いわきFCが「いわき」の街のブランド価値を上げていきます。その結果、お金が、若者が惹き付けられていき、いわきFCを中心として街が生まれ変わっていくのです。
日本ではスポーツにそのような価値、可能性を感じる人は少ないのが現状です。しかし、スポーツを通じた街づくりは欧米では現実のものとなっており、今やグローバルスタンダードと言えます。
我々の目標はただJ1のチームになることだけではありません。年間売上は日本では断トツの100億円を達成して世界のビッグクラブの仲間入りをします。いわきFC観戦を中心とした観光や飲食などへの消費によるいわき市への経済効果を拡大させ、いわき市全体を我々が盛り上げ、成長に繋げていきたいと考えています。
【日本のフィジカルスタンダードを変える~魂の息吹くフットボール~】
もはや世界には守備の概念はありません。「魂の息吹くフットボール」をテーマに、観る者がワクワクし、感動し、希望が生まれる、世界レベルの攻撃的サッカースタイルを確立します。
日本人がフィジカルでも通用することは、あのラグビーワールドカップでエディジャパンが証明しました。世界のサッカーは高いボールスキルだけでなく、フィジカルをますます重要視するようになっています。いわきFCは、世界レベルのフィジカルを持つ選手達が、90分間ノンストップでフルに走り回り、キレのあるステップを踏み、アグレッシブに前に前に攻め立てる痛快な攻撃的フットボールで観客を魅了します。こうした世界レベルのサッカーを身につけていくために、監督には元オランダ代表のピーター・ハウストラ監督を既に招聘しています。
【人材育成と教育を中心に据える】
スポーツを通じて社会を豊かにするために、未来ある子供たちを育てます。
サッカークラブは社会的な存在であり、地域と共にあります。我々はこれを自覚し、地域に溶け込み、スポーツアカデミーを無料で実施して、ドームいわきベースを地域に開放し、心身共にスポーツを通じて成長した真のアスリートを育てていきます。サッカーの世界では、サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にすると言われています。ラグビーの世界では、子供をいち早く大人にし、大人を瞬時に子供のころの気持ちに戻すと言われています。子供たちの成長を我々が担っていくのです。ですから、いわきFCの中心には人材育成と教育があります。
いわきFCは2016年2月、本格的に動き出します。我々の夢の始まりです。
株式会社いわきスポーツクラブ
代表取締役 大倉 智
PHILOSOPHY
私たちの最終的な目標は「日本を元気に」すること。
スポーツの力を信じている私たちは「スポーツを通じて社会価値を創造する」ことで、この目標を成し遂げたいと考えています。その第一ステップとして、今は「いわき市を東北一の都市にする」ことを目指しています。いわき市で産声をあげたいわきFC。自分たちの街と、そこに住まう人々が、東北一だと胸を張れる日々を築き上げたいと考えています。
ナンバーワンを実現するために、具体的な指標としているのが「グローバルスタンダード」と「エキサイトメント」です。あらゆる活動において「世界で最も優れたもの」を参考にし、人々を「ワクワクやドキドキ」させることができるかどうか、を重要視しています。その考えのもと、サッカーチームでは勝利を求めるだけでなく、未来を担う人材育成を行ったり、施設やイベントは、単に利益を求めるのではなく、地域一体となって街そのものが魅力的に成長し発展を遂げることを考えています。
東日本大震災で甚大な被害を受け、被災地のひとつとなってしまったいわき市が、復興から成長へとステージを変え、東北一の都市になるーー。
その先には、ここいわき市で成功した地域創生モデルが全国各地に無限の波紋のように広がり、日本中が元気になっていくストーリーを描いています。
STRATEGY
EMBLEM
シティシルエット
エンブレムのベースはいわき市のシルエットをかたどり、地域と共にあるチーム像をあらわす。
グローイングスラッシュ
復興から成長へ、チームと共に上昇していくいわき市の姿をあらわす。
ロゴタイプ
ロゴタイプは重厚感とスピード感をあわせ持つ書体を採用し、オフェンシブでボールド[力強い/大胆]なチームの姿をあらわす。
KINGレッド
ハワイのキングが着用する伝統衣装にちなんだレッド。
湊ブルー
小名浜港をはじめとしたいわきの湊(みなと)を象徴するブルー。
いわき市のシンボルマークにも採用されている「レッド/ブルー」をチームカラーとして、いわきの街・人と共に発展していくサッカークラブにする。
サポート体制
STAFF
代表取締役 大倉智 Satoshi Okura
略歴
1992年 | 早稲田大学商学部 卒業 日立製作所入社後、社員選手から 柏レイソル・プロ選手に転向 |
1996年 | ジュビロ磐田へ移籍 |
1997年 | ブランメル仙台(現ベガルタ仙台)へ期限付き移籍 |
1998年 | ジャクソンビル・サイクロンズ(USA)へ移籍。現役を引退 |
2000年 | ヨハン・クライフ国際大学(バルセロナ)へ入学、 スポーツマーケティングを学ぶ。 |
2002年 | セレッソ大阪 チーム統括ディレクターに就任 |
2004年 | 株式会社湘南ベルマーレ 強化部長に就任、 J2下位に低迷していたチームをJ1昇格に導く |
2013年 | 株式会社湘南ベルマーレ GMに就任 |
2014年 | 株式会社湘南ベルマーレ 取締役社長に就任 |
2015年 | 株式会社湘南ベルマーレ 代表取締役社長に就任 |
2016年 | 株式会社いわきスポーツクラブ 代表取締役に就任 |
BUSINESS DEPARTMENT
岩清水 銀士朗
Ginjiro Iwashimizu
植竹 宏介
Kosuke Uetake
池上 月人
Tsukito Ikegami
新妻 唯
Yui Niitsuma
[資格]教員免許(中高保健体育)
小松 憲司
Kenji Komatsu
窪木 美香
Mika Kuboki
菊池 佳規
Yoshiki Kikuchi
[資格]TOEIC975
四家 佑大
Yudai Shike
平澤 俊輔
Shunsuke Hirasawa
藤岡 伊万里
Imari Fujioka
川﨑 渉
Wataru Kawasaki
[資格]教員免許(中高保健体育)
舘野 隼平
Junpei Tateno
中道 順菜
Junna Nakamichi
野崎 幸代
Yukiyo Nozaki
運営会社概要
社名 | 株式会社いわきスポーツクラブ IWAKI SPORTS CLUB CO., LTD. |
本社 | 〒972-8322 福島県いわき市常磐上湯長谷町釜ノ前 1-1 |
代表者 | 代表取締役 大倉 智 |
設立 | 2015年12月11日 |
事業内容 | ・サッカークラブ運営事業 ・スポーツ教室運営事業 ・スポーツ施設運営事業 ・スポーツに関するライセンスグッズ、コンテンツ販売事業 |
所属リーグ | J3リーグ |
お問い合わせ | TEL: 0246-72-2511 / E-mail: iwakifc@iwakifc.com |