広島市で開催される「HiFA 平和祈念 2022 Balcom BMW PEACE MATCH」で、サッカー広島県選抜と長崎県選抜のジュニアユースチームが8月7日に対戦。デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)は、エキップメントパートナーとして、2種類のピースユニフォームを発表しました。
怖さも表現した8年目のピースユニフォーム
2015年に、当時ユニフォームサプライヤーだったV・ファーレン長崎と平和を祈念するユニフォームを発表して以来、ヒュンメルにとって8年目になるピースユニフォーム。今回のピースマッチで広島県選抜、長崎県選抜が着用するのは、広島のユニフォームの前面には原爆ドーム、背面には平和祈念像を、長崎のユニフォーム前面には平和祈念像、背面には原爆ドームを配置し、広島は長崎の、長崎は広島の平和への願いを背負うデザインに。
シャツ前面に太さの異なる斜線を複数入れることで、原爆の爆発後に降った強い放射能を持つ「黒い雨」を表現。合わせて、広島は午前8時15分、長崎は午前11時2分の被爆時間を示した時計をイラストで入れました。世界では緊迫した情勢が続いていますが、原子爆弾が爆発する瞬間が再び訪れることのないように、世界を一変させる恐ろしさを思い出し、平和を祈念する強い想いを込めています。
スポーツのできる平和
7月25日に広島市役所の会見に出席した、ヒュンメルを日本で展開する株式会社エスエスケイの代表取締役社長・佐々木恭一は、「昨年と今年では世界の平和情勢が大きく変わりました。今大会では、未来を担う若者たちが、平和を願ったユニフォームでプレーする姿を通して、スポーツのできる平和の尊さを改めて実感し、かみしめることができればと思っています」と話しました。
今回発表したピースユニフォームを着用するのは、ピースマッチの2チーム(広島県選抜U-15、長崎県選抜U-15)に加えて、広島県選抜U-18、広島県選抜女子U-15、広島県選抜U-12の合計5チーム。ピースマッチは、8月7日の16時より、広島広域公園第一球技場で開催。サッカーを通して広島から平和の尊さを発信します。